「人と組織の成長を支援する」情報・サービスのご紹介
人材・組織・経営-専門家コラム
ホーム > 人材・組織・経営-専門家コラム > 株式会社さとゆめ > 第1回:物語マーケティングで、地域と企業を活性化しよう。
20150423_2

第1回:物語マーケティングで、地域と企業を活性化しよう。

嶋田俊平(株式会社さとゆめ 取締役 チーフコンサルタント)
人材・組織・経営-専門家コラム

 筆者は、地域活性化のコンサルタントとして、かれこれ十数年間、北は宮城県から南は沖縄まで、様々な地域の「村おこし」や「町づくり」を、微力ながら支援してきました。

 

 もう少し詳しく説明しますと、「昔は、スキー客で賑わっていたが、スキーブームが去って、ペンションがどんどん廃業している。スキーに替わる新しい産業を興さないとまずい。手伝ってくれないか」だったり、「東日本大震災で牡蠣の養殖設備が全部流されてしまった。沢山の漁師が島を離れてしまったが、自分は何とかこの島に残って生きていきたい。商品開発や販路開拓を一緒にやってくれないか」だったり、とにかく悲壮感満載の地域のオーダーに応えていく仕事です。

 

 最近でこそ、安倍政権が掲げる「地方創生」の旗印のもと、在京の大手新聞社やテレビ局なども地域のことをクローズアップする機会が増えてきましたが、少子高齢化、過疎化、経済縮小が進む離島や農山村が主なビジネスフィールドですので、市場が毎年どんどんと拡大していくITビジネスや新興国ビジネスのような華やかさとは無縁の世界です。

 

 ただ、そうした悲壮感溢れる状況の中で、どうやったら、勝機を見出せるのか。どうやったら、地域の方々に、諦めず前向きに新しい一歩を踏み出してもらえるのか。常々考えてきました。

 

20150423

 

 10年間色々と試行錯誤する中で、行きついた一つの解が、今回の連載でご紹介する「物語マーケティング」というメソッド(手法)です。

 

 「物語マーケティング」は、もともと数十年前からアメリカで企業の新規事業立案や新商品開発、広告などに使われていたメソッドです。英語では、一般的には「Story Marketing」と呼ばれている他、事業計画等の立案に使う場合は、「Narrative Planning(物語計画手法)」と呼ばれることもあります。

 

 私は、主に農山村や離島での地域資源を活用した商品開発やコミュニティビジネスの立案のために、この「物語マーケティング」というメソッドを使ってきましたが、このメールマガジンを読まれている民間企業の皆様のビジネスの現場でも使うことができるはずです。

 

 次回以降に詳しく物語マーケティングの効果や方法について解説したいと思いますが、物語マーケティングは、「20代・女性・OL」「30代・男性・大企業勤務」と言ったような大ざっぱなセグメントのニーズをざっくりと分析するようなものではなく、消費者や市民一人ひとりのよりリアルなライフスタイルや日々の葛藤・欲望に思いを馳せ、その人の人生(=物語)をいかに豊かにしていくのかを考える手法ですので、消費者のニーズがますます多様化している今の社会、今の市場にマッチした手法だと言えます。

 

 ぜひ、皆さまと一緒に、この「物語マーケティング」について考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 


 

satoyume


 株式会社さとゆめ
 取締役 チーフコンサルタント 嶋田 俊平


京都大学大学院農学研究科修了。環境保全・地域振興の専門コンサルタント会社勤務を経て、2013年5月 株式会社さとゆめ 設立。コミュニティビジネスの計画策定から事業の立上げ、商品開発、販路開拓、店舗プロデュースまで、トコトン地域と伴走するコンサルタントとして、全国を飛び回る日々。技術士(環境部門、森林部門)。

個人ブログ「日本再発見ノート」 http://shumpeishimada.hatenablog.com/

 


 

株式会社さとゆめ

「ふるさとの夢をかたちに」を合言葉として、持続可能な地域づくりのためのヒト・モノ・コト・バづくりをトータルコーディネートする伴走型コンサルティング会社。全国の隠れた逸品、頑張っている生産者を応援するためのアンテナショップ「さとゆめLAB SHOP」(永田町)も運営。

■会社HP http://satoyume.com/

■さとゆめLAB SHOP https://www.facebook.com/LabSatoyume